【ベトビズウォッチ】ベトナム人しか知らない面白ビジネスニュース、Vo.6【ベトナム製テレビ】

しんちゃお!人材コンサルあーちゃんです!

第六回ベトビズウォッチをお届けします♪

*ベトビズウォッチとは・・・弊社代表Phucがお届けするベトナム人しか知らない、面白ベトナムビジネス情報です!Phucについてはベトビズウォッチ第一回を見てください。

【ベトナム製テレビ】

我が家では最近、大きなイベントがありました。なんと約3年前から続くテレビなしの生活にテレビが導入されたのです。少し説明しますと、テレビはとてもよい情報源と同時に娯楽としても重要な役割を担っていると思っています。子供が小さいときは理解できない番組も多く、ケーブルテレビで外国製の娯楽番組だけに走ってしまうと子供によくないと判断したのが、テレビをなくした理由でした。今は子供は少し大きくなったのと、ベトナム製液晶テレビが存在していることを知り、それを指名買いしました。

ベトナム製テレビと言えば、SONYがViettronic TanBinh社との合弁で、Black Trinitronのテレビを組み立てて、かなりのシェアで販売したのを覚えています。90年代ではとても認知度が高く、各家庭の夢でした。しかし、この合弁も2010年ごろに解消され、ベトナム製テレビと言ったら、中国から無記名のOEM商品を仕入れて、販売しているだけで、SONY、TOSHIBA、LG、SAMSUNGなどの正規品に対しては歯が立っていません。小規模で終わっているものがほとんどです。

aSANZo

Asanzo社長Pham(ファム) Van(バン) Tam(タム)氏

そこで、家電の商売に携わっている男性、Pham Van Tam氏(80年生まれ、35歳)がいます(Nhip Cau Dau Tu週刊誌より)。彼は23歳の時にホーチミンにある電化製品・電子部品市場であるNhat Tao市場で商売を始めたそうです。海外へ行き、日本、タイ、インドネシア、マレーシア、中国より主に、テレビやCDデッキを仕入れて、販売したわけです。

商売が拡大して、経験と資本が十分に蓄積した2014年に約23億円を投入して、テレビを組み立てる工場を建設しました。工場自体は前から取引実績のある日本企業より信頼を勝ち得て、その企業より技術移転を受けたそうです。ASANZOという自社ブランドの液晶テレビを製造販売して、2014年では12万2千台、そして、2015年5月までで25万5千台を出荷できたとのこと。

Tam氏によれば、田舎向けの廉価商品はとても大きいマーケットだそうです。現在、大手メーカーが出されているテレビはどれも高性能で研究開発費もかかるので、販売価格も高くになってしまいます。逆に高性能ではない自分たちの商品は原価は抑えられるので、最終利益は高価のものにまったく負けないどころか、むしろ、勝っているそうです。田舎の代理店ではASANZOを好んで扱ってくれるのも販売コミッションが高いからだそうです。マーケットが大きいので、今後10年ぐらいはこのマーケットでは十分に生き残れる。10年かけて、今後の戦略を作っていくとのことです。

ちなみに、私が買ったのは32インチのテレビで、値段は400万ドン(約2万3千円)でした。数週間使っていても故障もなく、画質、音質は良好、操作も分かりやすい、とても満足してします。

私の持論として、ベトナムのような後発国家ではいきなりゼロから開発して、販売するのは難しくほぼ無理に近いと思っています。何もない時代から研究開発して、時代の成長と合わせて、成長する日本のような成長過程はすでに過去のことだからです。お客さんに支持される存在になって、それから、お客さんに受けられる新商品を開発して、成長するようなやり方ならば、まだ、チャンスがあると思います。そういう意味で、ASANZOがテレビを突破口に成長して、ベトナムで企画開発される商品をどんどん世に出してほしいと思います。

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