【ベトビズウォッチ】ベトナム人しか知らない面白ビジネスニュース、Vo.3【ベトナム胡椒の生産及び輸出について】

しんちゃお!人材コンサルあーちゃんです!

第三回ベトビズウォッチをお届けします♪

*ベトビズウォッチとは・・・弊社代表Phucがお届けするベトナム人しか知らない、面白ベトナムビジネス情報です!Phucについてはベトビズウォッチ第一回を見てください。

【ベトナム胡椒の生産及び輸出について】

ベトナムでは「輸出高10億ドル(約1200億円)クラブ」という表現があります。一年間で、10億ドル以上の輸出高を実現しているかどうかを評価するもので、代表的なものは縫製(209億ドル)、携帯電話及び部品(239億ドル)、海鮮(78億ドル)などです。その中で、2014年で初めてこの10億ドルクラブに入れた産物があり、しかも、世界一生産量を誇っているものです。それは胡椒の生産です。世界的にも比較的に消費量が少ないので、以前から長年生産量世界一だったが、2014年でやっと念願の10億ドルクラブに入ったたわけです。今回のベトビズウォッチはこの胡椒生産及び輸出について、触れたいと思います。

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ベトナム農業農村開発省によれば、2014年では前年比16%増の15万6千トンを輸出しており、輸出高が前年比35%増の12億ドルを実現したそうです。なお、ブラックペッパーは7399ドル/トン(前年比18%増)、ホワイトペッパー1万648ドル/トン(前年比18%増)ととても恵まれる条件になっています。

ベトナム農産物では、胡椒以外は米、コーヒー、カシューナッツも有名ですが、ぞれぞれの農民の生産地が狭く、分散しているので、中間流通に依存している状況からは中々抜け出せません。そういう状況では、収穫時は流通業者に不当に安い値段で叩かれるのはいつもことです。しかし、胡椒だけはまったく状況が違います。Nhip Cau Dau Tu週刊誌が実施したインタービューで、ベトナム胡椒協会会長Do Ha Nam氏(Intimex社長)によれば、今だと海外の輸入者が1か月全く買ってくれなくても、農民は全員決して安い値段で売らないそうです。この7年で農民は毎日自ら、胡椒価格照会センターへ問い合わせして、正確な情報を得てからみんなで議論して、手持ちの胡椒を売るか売らないかを判断するそうです。

Nam氏によれば、このように主導的に動けるので、業者に叩かれずに済むだけではなく、この6年は胡椒価格の上昇を支えています。その足元は農民の生産技術がとても大事だそうです。競合国のインドでは300㎏/ヘクター、スリランカでは500㎏/ヘクター、インドネシア、マレーシア、ブラジルがそれぞれ1トン/ヘクターに対して、ベトナムでは最高で2トン/ヘクターだそうです。その技術力に支えられ、現在ベトナム胡椒の世界の輸出高シェアは約50%になっています。

もう一つの改善として、もっとも胡椒生産が盛んなGia(カ) Lai(ライ)省Chu(チュ) Se(セ)郡では胡椒卸市場を設立して、中間流通を減らして、農民がより高い価格で取引でき、企業も品質及び納期をコントロールしやすくなる狙いです。

今では他の地方の農民も胡椒生産に入ろうとしています。現在の栽培面積はすでに6万ヘクターで農業農村開発省の2020年計画を17%も上回っています。気候が合わない地域まで広がっているので関係者は警鐘を鳴らしているところだそうです。一方で、胡椒原料の輸出だけではなく、ホワイトペッパーや胡椒パウダーのように、加工品として、輸出比率を高めていきたいそうです。

以上がベトナム胡椒生産と輸出の現状です。

※)各輸出高は統計局2014年データによる

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